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排ガス・廃水処理用多室式熱酸化装置

本クライアントは、年間15万トンのマレイン酸無水物を生産する設備を保有しています。n-ブタンを原料とするマレイン酸無水物製造プロセスにおいて発生するオフガスおよび、工場内から発生する少量の廃液について、無害化処理が求められています。

クライアントのニーズとVOCs(揮発性有機化合物)対策に応えるため、瑞鼎(RUIDING)は、多室式蓄熱一体型焼却炉の中で、RTO+TO+廃熱回収システムを組み合わせたプロセスを採用しました。これにより、大風量・低濃度の排ガスおよび廃液を無害化処理し、顧客の要求を包括的に満たすことができます。装置構造はコンパクトで、設置面積を最小限に抑え、プロジェクト全体の投資コストの削減に寄与します。さらに、廃熱ボイラーによって余剰熱を蒸気へと変換することで、エネルギー利用効率を一段と高めています。

この一体型焼却システムは、環境汚染問題を解決するだけでなく、年間約1億3,500万元の経済効果を顧客にもたらします。瑞鼎のn-ブタン排ガス蓄熱焼却プロセスは、中国国内において高い市場シェアを有しており、70,000 m³/hを超える大風量の蓄熱焼却・蒸気回収ユニットを40基以上納入した実績があります。

瑞鼎は、プロフェッショナルなエンジニアリングチームと先進的な技術ソリューションを通じて、顧客向けに高効率かつ環境負荷の少ない酢酸無水物製造排ガス処理システムを設計・実装してきました。この複合焼却プロセスは、排ガスおよび廃液の無害化処理において顕著な成果を上げると同時に、顧客に多大な経済的価値を創出しています。瑞鼎は今後も、さまざまな産業分野に対して、より持続可能でスマートな環境ソリューションを提供し、クリーンでグリーンな未来の構築に貢献してまいります。

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