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年産15万トン無水マレイン酸プラントのオフガスおよび廃水処理向けの、Ruiding社によるEPC再生式熱酸化装置

受入時期

2021年12月

所在地

広東省恵州市

処理方式

再生式熱酸化装置

汚染源

排ガスおよび廃水

再生式熱酸化装置(RTO)システムは、恵州宇新新材料有限公司向けに瑞鼎(Ruiding)社が特別に設計したものです。恵州宇新新材料有限公司は、無水マレイン酸設備として世界最大の単一装置生産能力を有しています。

本再生式熱酸化装置システムは、年間15万トンの無水マレイン酸プラント由来のオフガスおよび少量の廃液を処理する能力を備えています。瑞鼎社は、オフガス処理において、単独の再生式熱酸化装置(RTO)プロセスまたは単独の熱酸化装置(TO)プロセスを採用する革新的な方式を導入しました。これは世界で初めて「RTO+TO+廃熱回収システム」を組み合わせた新プロセスであり、1基当たり標準状態で48万m³/hという世界最大の処理風量と、毎時2.5トンの廃液処理を実現しています。さらに、廃熱回収システムによって残留熱を回収し、毎時200トン、圧力9.45 MPaG、温度535℃の飽和蒸気に変換します。この飽和蒸気は、淡水化装置用の熱源として供給されます。

本システムの設置面積は35m×59mであり、ミストセパレーター、熱フィルター、RTO、スプレー洗浄塔(スクラバ)、電気集じん機、TO、高圧蒸気過熱器、SCR反応器、排ガス予熱器、淡水化用排ガス熱交換器、煙突、起動ファン、逆引きファンおよび燃焼システムなどの機器で構成されています。RTOとTOの複合ユニットにより、排ガスは環境排出基準を満たしています。

本プロジェクトは2021年9月30日に機械完工を達成し、炉乾燥を含む高温試運転を2021年11月10日に完了しました。その後、2021年12月上旬に正式操業を開始しました。

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