Direct Thermal Oxidizer (DTO)-🇯🇵

直接燃焼式酸化装置（DTO）

概要（What is DTO）

直接燃焼式酸化装置（DTO）は、熱酸化と熱回収プロセスを組み合わせた大気汚染防止システムです。

化学、製薬、石油化学など、高発熱量の排ガスや残渣が発生する産業に適しており、カーボンファイバー製造のような特殊分野も含まれます。これらの廃棄物には、ハロゲン化炭化水素、硫黄、リン、窒素など、環境に有害な成分が含まれている場合があります。

理論

直接燃焼式酸化装置（DTO）は、まず燃料を用いて燃焼室を所定の温度まで加熱します。その後、VOCs を燃焼室内に導入し、高温下で CO₂ と水に分解させることで、多量の熱エネルギーを放出します。
同時に、熱交換器やボイラなどの外部機器によって、浄化された高温排ガスが保有する熱エネルギーを回収し、省エネルギーおよび消費削減を実現します。

RUIDINGは、処理対象となるVOC排ガスの風量、組成、濃度、要求される除去効率などの要素に基づき、システムを総合的に設計いたします。お客様の条件に合わせた、コスト効率の高いVOC処理ソリューションをご提供します。

処理対象排ガスの濃度が十分に高い場合、燃料を追加投入せずに運転することも可能です。炉内温度は、適切な下限爆発限界（LEL）範囲での自己保持燃焼によって維持されます。

Ruiding のスマート製造、安全基準への確かな適合。

優位性

直接燃焼式酸化装置（DTO）は、高温酸化焼却技術を採用しており、有機化合物の高い除去率を実現します。
さらに、蒸気回収、温水、熱風、サーマルオイルなど、さまざまな形態の熱回収設備と組み合わせることが可能です。
用途が幅広く、VOCs の処理と同時に有機廃液や高濃度有機廃水を焼却することもできるため、化学、製薬、石油化学など多様な産業に適しています。
RUIDING が開発した DTO は、低NOₓ燃焼技術を採用し、コンビネーションバーナー、多段エア供給、フレームアレスターやウォーターシールなどの安全機構を備えています。これにより、高い燃焼安全性と優れた総合性能を確保しています。