catalytic recuperative oxidizer (CO)-🇯🇵

触媒式回収燃焼装置（CO）

簡単な紹介

触媒式回収燃焼装置（CO）は、貴金属触媒または一般的な金属酸化物触媒を用いることで、揮発性有機化合物（VOCs）中の有機成分と酸素（O₂）との反応に必要な活性化エネルギーを低減します。

これにより、有機物の完全酸化が低温で可能となり、無炎燃焼が実現します。高温の酸化ガスは、熱交換器を介して導入される排気ガスと間接的に熱交換した後に放出され、通常75％を超える高い熱利用率を達成します。この技術は、吸着剤の再生・脱着工程で発生する高濃度排ガスの処理によく用いられています。

瑞鼎（RUIDING）では、反応温度の低減と長寿命化を両立させた高性能触媒を採用しており、消費量を最小限に抑えることができます。さらに、成熟した前処理技術と豊富な触媒選定の経験に基づき、顧客のニーズに最適な触媒を提供することで、使用時のリスクとコストを低減します。このアプローチにより、高品質かつ高効率の熱回収を実現し、超低排出、そして安全で安定した運転を保証します。

理論

触媒式回収燃焼装置（CO）に導入される前に、通常は熱交換器によって揮発性有機化合物（VOCs）を含むガスが予熱されます。

予熱されたガスは触媒式回収燃焼装置（CO）に入り、触媒の作動温度まで昇温されます。有機汚染物質が二酸化炭素と水蒸気へと分解される過程で発熱反応が起こります。その後、浄化された高温排ガスは熱交換器を通過し、流入するガスに熱エネルギーを与えたうえで、煙突を通じて大気中へ放出されます。

酸化温度の異なる触媒を用いることで、入口温度は通常250〜305℃程度と低く抑えることができます。触媒層での酸化反応に伴い熱が発生し、酸化室内の温度はVOCsの濃度や発熱量に応じて、例えば約300℃まで上昇します。入口温度が低いため、所定の酸化温度を維持するために必要なエネルギー量が少なくて済み、その結果、エネルギー消費の削減につながります。

Ruiding のスマート製造、安全基準への確かな適合。

優位性

着火温度の低減と高い浄化効率に加え、熱交換・加熱効率の最適化により、エネルギー消費を削減し、トータルの運転コストを低減します。
コンパクトな設備レイアウト構造により、建設・据付費用を抑えられるだけでなく、運転および保守管理も容易です。
瑞鼎（RuiDing）では、確立された廃熱回収システムを採用し、廃熱を最大限に有効利用します。これにより、追加燃料なしで通常の生産プロセスを維持しつつ、過熱高温蒸気を発生させることができ、大きな経済的メリットを生み出します。
矩形型の触媒反応器を採用することで、触媒の充填・交換・設置・保守作業が容易になっています。
瑞鼎の触媒式回収燃焼装置（CO）は、パラジウムおよび白金系ステンレス製メタルハニカム触媒などを採用しており、高活性で、最大730℃までの優れた高温安定性と高い機械的強度を備えています。さらに、4〜5年に及ぶ長寿命、低圧力損失・低抵抗、清掃の容易さといった特長を有し、さまざまな排ガス特性・条件に柔軟に対応可能です。